株式投資をする時に、利益を得るためには、「売買益」を出すのが基本になります。
買ったときの銘柄の値段よりも、高い値段の時に株式を売ることで、利益を出すことができます。
例えば100株10万円の銘柄を購入した時、半年後に100株15万円に値上がりしていたとします。この時に売れば、5万円の利益を手にすることができます(手数料は除く)。このように売買益を狙って投資をすることが株式投資の基本になります。
ただし株式投資で利益を得る方法は、売買益を手にする以外にもあります。その一つが「配当」です。
配当は、株式会社が利益を得た時に、その利益の一部を株主に還元したお金を指します。
配当は1年に1度、半年に1度程度の頻度で分配されるため、そのたびに利益を得ることができます。
どの株にどの程度の配当が付くのかについては、銘柄情報をチェックするとわかります。
例えば「1株当たり10円」と書いてある場合、100株持っていれば、10×100で、1,000円の配当を手にすることができます。10年間、この銘柄の株を持ち続けた場合、1年に1度の配当だとしても、10年間で1万円の配当を手にすることができます。
10万円の投資で、1万円の利益を得られれば、利回りが10%ということになります。定期預金の利回りが0.1%程度であることを考えれば、配当の利回りが破格であることがわかると思います。
配当狙いで株式を購入する時は、まず銘柄情報の「1株あたりいくら」かどうかをチェックするようにしましょう。
できるだけ利回りがいい株式を購入することが、高配当を得ることにつながります。
また配当狙いで株式投資をする場合は、できるだけ長く、保持し続けることを前提にします。
そのため、できるだけ経営がしっかりした、決して倒産をしないような企業を選ぶことも大切になります。配当をたくさん得られると思い、購入した銘柄の企業が倒産してしまったら、元も子もないためです。
さらに、配当狙いだとしても、今後値上がりする可能性のある銘柄を狙うべきでしょう。配当が高くても、値が下がってしまった場合、配当の利益以上に損をする可能性があるためです。
このように株式投資をして利益を出す方法は、売買益を狙う以外に「配当」を狙うという方法があります。ネット株サイトには、銘柄情報を紹介する場所があり、必ず配当についての記載もあります。また株雑誌や四季報などにも、配当情報が掲載されているはずです。ぜひ銘柄情報の配当をチェックして、より安定した利益を得られるようにしましょう。